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第三期?に登場したディメンションの呪文。自分のマジックゾーン?からカードを1枚手札?に戻すことができる。
とりあえず設置したが使いそうにないトラップや展開したはいいが効果で自分の方が損害を受けている＋フィールドを回収できるが、このカードの登場時期のKPPは山札をなるべく削って1ターンでも早く切り札を出さなければ即座に負けが決定するような高速環境であり、刺さる場面もほとんどないこのカードが使われることなど皆無であった。
その後インフレが緩和しても使いどころが難しいこの呪文は長らく不遇の時を過ごしていた。
しかし新章第二期?に入ると、突如このカードは脚光を浴びることになる。相手のマジックゾーンを埋めて行動を完全にロックし一方的な試合を展開するフレリエル?が登場、瞬く間に環境を席巻したのがその理由である。
ほぼ確実に3ターンでマジックゾーンが完全に埋まってしまうという圧倒的な脅威度を持つフレリエルの対策カードとして、塞がれたマジックゾーンを開けつつそのターンのバトルフェイズに回収したフレリエルを出すことによって相手に妨害を逆に仕掛けられることも可能になるこの呪文は最適であった。フレリエルへのメタ枠として多くのデッキに投入され、そのフレリエルデッキ?にミラーマッチ意識などで採用されることもあった。
しかし「マジックゾーンが完全に埋まってしまうと呪文を使うことがそもそもできなくなる*1」という致命的な欠陥があるため、結局対策札としては不完全であった。そのためフレリエル相手を諦め他のデッキへの勝率を上げる目的で抜かれることも徐々に増えていった。
その後新章第二期の終盤の大量エラッタ?の一環で、フレリエルは切り札であるフレリエル・ローズ?が大幅にパワーを下げられる弱体化が行われた。それによって脅威度が低下したことで、相対的にこのカードも弱体化。使用率はかなり下がってしまった。
それでもアンディメンションワールド?という新たなメタ対象の登場など追い風も多少は吹いている。現在はフレリエルやアンディメンションワールドを苦手とするデッキに対策カードとして採用される程度に落ち着いている。
それ以外のデッキでわざわざ採用するほどのカードパワーを持ち合わせているとはお世辞にも言えないが、思いもよらない状況で刺さることは意外と多い。フレリエルやアンディメンションワールドが苦手なら採用を積極的に検討してもいいだろう。

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